第10回【療育コラム】子どもの偏食は好き嫌いだけではない?原因と関わり方を療育の視点から解説|ブロッサムジュニア高島教室

第10回【療育コラム】子どもの偏食は好き嫌いだけではない?原因と関わり方を療育の視点から解説|ブロッサムジュニア高島教室

偏食は好き嫌いだけではないことも

「野菜をほとんど食べない」「決まったものしか口にしない」「初めての食べ物を嫌がる」など、お子さんの偏食に悩んでいる保護者の方は少なくありません。

「好き嫌いせずに食べてほしい」と思い、何とか一口食べさせようとしても、強く拒否されたり、泣いてしまったりすることもあります。

でも、子どもの偏食は、単なる「好き嫌い」や「わがまま」だけではないことがあります。

偏食の背景には理由があるかもしれません

子どもによって、味やにおい、食感、温度などの感じ方は異なります。

例えば、私たちには気にならない野菜の苦味をとても強く感じたり、柔らかい食感が苦手だったり、食べ物が混ざっていることに抵抗を感じたりするお子さんもいます。

また、口や舌を上手に動かすことが難しく、「噛む」「飲み込む」といった動作そのものに苦手さがある場合もあります。

つまり、「食べない」のではなく、その子にとっては「食べにくい」「怖い」「不快に感じる」理由があるのかもしれません。

「食べさせる」より「食べられる方法」を考える

療育では、無理に苦手な食べ物を食べさせることよりも、「なぜ苦手なのだろう?」と背景を考えることを大切にします。

まずは食べ物を見る、触る、においを嗅ぐ、少しだけ口につけてみるなど、その子が受け入れられる段階から経験を積み重ねていきます。

小さな「できた!」を認めてもらうことで、食べることへの不安が減り、新しい食べ物に挑戦する気持ちにつながることもあります。

一人ひとりに合った方法を一緒に探します

ブロッサムジュニア高島教室では、保育士や作業療法士などの専門職がお子さんの様子を丁寧に見ながら、感覚面や身体の使い方など、さまざまな視点から「なぜ苦手なのか」を考えます。

日々の療育や感覚統合活動などを通して、お子さん自身が安心してさまざまな経験を重ねられることを大切にしています。

偏食が続くと、保護者の方も「栄養は大丈夫かな」「自分の料理が悪いのかな」と不安になるものです。

でも、食べられないことには、その子なりの理由が隠れているかもしれません。

「どうして食べないの?」ではなく、**「この子にとって何が食べにくいのかな?」**と考えてみる。

その視点が、お子さんの「食べる」を支える第一歩になります。

食事について気になることがあれば、ご家庭だけで抱え込まず、ぜひお気軽にご相談ください。一緒に、お子さんに合った「できる方法」を探していきましょう。