第11回【療育コラム】子どもの朝の準備が進まない理由は?家庭でできる工夫を療育の視点から解説|ブロッサムジュニア高島教室

第11回【療育コラム】子どもの朝の準備が進まない理由は?家庭でできる工夫を療育の視点から解説|ブロッサムジュニア高島教室

朝の準備が進まない理由

「早く着替えて!」「次は歯磨き!」「もう出る時間だよ!」

毎朝、同じ言葉を繰り返しているのに、なかなか準備が進まない…。そんな悩みを抱えている保護者の方は少なくありません。

時間が迫ってくると大人も焦ってしまい、「どうして毎日同じことなのにできないの?」とイライラしてしまうこともあると思います。

でも、朝の準備が進まないのは、単に「やる気がない」「言うことを聞かない」からとは限りません。

朝の準備にはたくさんの力が必要です

実は、「朝起きて家を出る」という行動には、起きる、着替える、朝食を食べる、歯を磨く、持ち物を確認するなど、たくさんの工程があります。

大人にとっては当たり前の流れでも、子どもにとっては「次に何をするのかを考える」「今していることを終える」「時間を意識する」といった複数の力が必要です。

発達の特性によっては、言葉だけで複数の指示を理解することが難しかったり、遊びから着替えへの気持ちの切り替えに時間がかかったりすることもあります。

「早くして!」より分かりやすい仕組みを

療育では、「どうしてできないの?」ではなく、**「どうしたら一人でできるかな?」**と考えます。

例えば、「着替え→朝ごはん→歯磨き→ランドセル」のように、やることを写真やイラストで順番に示すと、子ども自身が次の行動を確認できます。

タイマーを使って時間を見えるようにしたり、「全部準備して」ではなく「まず靴下を履こう」と一つずつ伝えたりすることも効果的です。

そして、一人でできたことがあれば「自分で着替えられたね!」と具体的に認めることも大切です。

「自分でできた!」を増やしていく

ブロッサムジュニア高島教室では、保育士や作業療法士などの専門職がお子さん一人ひとりの特性を見ながら、個別療育やSST、日常生活につながる活動を通して、「自分でできること」を増やす支援を行っています。

毎朝の「早くして!」を少しでも減らし、お子さん自身が見通しを持って行動できるようになることは、ご本人の自信だけでなく、ご家族のゆとりにもつながります。

朝の準備で困っているときは、「できないこと」だけを見るのではなく、**「どこで止まっているのかな?」**と考えてみてください。

その場所が分かれば、その子に合った「できる方法」がきっと見つかります。

#子ども

#朝の準備