第16回【療育コラム】鬼ごっこで身につく社会性

第16回【療育コラム】鬼ごっこで身につく社会性

子どもの遊びの定番「鬼ごっこ」。

走って逃げて、捕まったら鬼になる。一見すると単純な運動遊びですが、療育の視点で見ると、鬼ごっこには身体の力だけでなく、社会性を育てる要素がたくさんあります。

鬼ごっこは「相手を見る」遊び

鬼ごっこでは、自分が好きな方向へ走るだけでは成立しません。

「鬼はどこにいる?」「友達はどこへ逃げた?」「どこへ行けば捕まらない?」と、周囲を見ながら瞬時に考えて行動します。

これは、人と関わるうえで大切な「相手を意識する力」にもつながります。

ルールを守る経験も社会性

「タッチされたら鬼になる」「この線から外には出ない」など、鬼ごっこにはルールがあります。

「捕まったけれど鬼になりたくない!」という気持ちがあっても、ルールを受け入れる。友達と意見が違えば相談する。

こうした経験を繰り返しながら、子どもは集団の中で遊ぶための力を身につけていきます。

もちろん、最初から上手にできる必要はありません。負けることが苦手だったり、ルールの理解に時間がかかったりするお子さんもいます。

運動と社会性を一緒に育てる

ブロッサムジュニア高島教室では、運動活動を単に「体力をつける時間」としてだけではなく、人との関わりや気持ちのコントロールを経験できる機会としても大切にしています。

鬼ごっこのような集団遊びでは、走る・止まる・方向を変えるといった身体の使い方に加え、「待つ」「相手を見る」「ルールを守る」「悔しい気持ちを切り替える」といった力も育てることができます。

子どもたちは、遊びながらたくさんの失敗をします。

でも、その失敗こそが学びのチャンスです。

「みんなで遊ぶって楽しい!」

そんな経験を重ねながら、集団の中で必要になる社会性を少しずつ育てていきたいと考えています。